今回お話しさせてもらうのは「Dの意志」についてです。
「Dの意志」と聞くと大人気漫画ワンピースを思い浮かべる方が多いと思いますが、恐らくその基となったお話を書かせていただきます。
「Dの意志」を語るにあたって、まずはテンプル騎士団23代総長にして騎士団最後の総長ジャック・ド・モレーと言う人物について話しておこうと思います。
ジャック・ド・モレーの事を知る前にテンプル騎士団の思想を知っていただいた方が理解は深まるので、ぜひこちらの記事をどうぞ!
⇒⇒【都市伝説】フリーメイソンの起源はテンプル騎士団?その繋がりとは…!?
ジャック・ド・モレーって何者?
ジャック・ド・モレーとは、以前このブログで紹介させていただきました、テンプル騎士団における二十三代目にして最後の騎士団総長です。
テンプル騎士団は、国籍を超えた「霊的な」統一国家を樹立するための友愛団も創設しているのです。
特に、ジャック・ド・モレーはその理想郷への思いも強く、高い騎士道精神の持ち主でした。
しかし、テンプル騎士団は、聖地エルサレムを奪われたのち、彼らの財政力を羨んだフランス国王フィリップ四世の策略により異端教徒として認定の濡れ衣を着させられてしまいます。
団員は拷問による異端審問をおこなわれ、ローマ教皇クレメンス五世により解散令を発布されます。
そして、1314年に多くの団員は火刑に処され、その中にジャック・ド・モレーも含まれていました。彼は死ぬ前に、フィリップ四世とクレメンス五世を呪ったと言われています。奇しくも、同年に2人は急死を迎えています。
彼の死後に、弾圧から生き延びた団員が彼の遺体だけでも取り返そうと掘り起こしに行くのですが、そこで頭蓋骨と二本の骨がクロスした状態で遺体を発見したのです。
それを見た団員は「人は頭蓋骨と日本の骨さえあれば復活できる」という意味を込めて、「ジョリー・ロジャー」という皆さんもよく知る海賊旗が生まれたのです。
また、生き延びたテンプル騎士団員は海賊として形を変えて生き抜いたという説もあります。
また、現代科学の放射線炭素年代測定法により、キリストを包んでいたされる聖骸布ですが、実は、ジャック・ド・モレーの遺体を包んでいた布なのでは、という説もあるのです。
Dの意志
この「Dの意志」というのは、テンプル騎士団最後の総長である、ジャック・ド・モレー(Jacques De Molay)の「D」から来ていると言われています。
因みに、初代テンプル騎士団総長のユーグ・ド・パイヤン(Hugues De Payens)を始めとし、ほとんどの総長にこの「D」が付くのです。
そして、この「Dの意志」を受け継ぐ者がフリーメイソンに存在するのです。
別記事でも書きましたが、テンプル騎士団はフリーメイソンの起源であるという説があります。
フリーメイソンの最高位階に「テンプル騎士」という位があるなど、フリーメイソンはテンプル騎士団の思想によく似ている部分が多いのです。
実はこの思想は、現代まで受け継がれているのです。それが、フリーメイソン内の派生組織であるデモレー団(DeMolay団)という団体が存在するのです。
デモレー団は1919年にフリーメイソンの青年組織としてアメリカで設立された団体です。
フリーメイソンではメンバーを兄弟の様に愛するという基本理念がありますが、デモレー団では、メンバー同士が兄弟以上の仲間意識と絆を持つというより強固な繋がりを思わせる団体です。ビル・クリントン元大統領もメンバーの一人だったそうです。
また、今回の話しのメインなのですが、あの『ウォルト・ディズニー』もメンバーの一人なんです。そもそも、ウォルト・ディズニーはもとはイズニーと言う名前でした。
実は、ウォルト・ディズニーの父はアイルランドからの移民でした。
そして、このディズニーという性の由来はフランスのカルヴァドス県にあるイズニー(Isigny)という地名が語源になっており、「D+Isigny」で「d’Isigny」と初期は綴られていました。
後に英語風に綴りを直し、「Disney」になったのです。
すでにお気付きだとは思いますが、そうです。ディズニーの「D」はジャック・ド・モレーの「D」の意志を受け継いでいるのではないかということなのです。
PULS ULTRA(プルス・ウルトラ)
そんな「Dの意志」を継いでいるウォルト・ディズニーは何を目指していたのでしょうか。
そのヒントとして、ウォルト・ディズニーが残した“最大の謎にして最高のプロジェクト”と銘打たれた、映画『トゥモローランド』という作品があります。
この作品は、ディズニー社の保管庫から見つかった、創業者ウォルト・ディズニーが未来へ託した大量の資料から始まったといわれています。
晩年はEPCOT(実験的未来都市)を創り上げようとしていたというウォルト・ディズニーが、夢見ていた未来都市構想が垣間見ることができます。
この未来都市構想とは一体何なのか。
その秘密は、映画本編でも触れていますが、1889年パリで開催された万国博覧会でのことです。
その年に竣工を迎えたエッフェル塔の中にある部屋で天才たちの会合が開かれていました。その会合で結成された秘密組織、それこそがPULS ULTRA(プルス・ウルトラ)です。
この組織の主なメンバーとしては、
- ニコラ・テスラ(交流電流や無線電送システムなど発明)
- トーマス・エジソン(蓄音機やトースターなど発明)
- アレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェル(エッフェル塔の設計者)
- ジュール・ガブリエル・ヴェルヌ(SF小説の開祖)
- ハーバート・ジョージ・ウェルズ(ヴェルヌと合わせてSF小説の父と呼ばれる)
- アルベルト・アインシュタイン(相対性理論を中心に物理学の基礎を作り出した)
そして、
- ウォルト・ディズニー(天才クリエイター)
黄色枠の4人が本編に名前が登場する人物で、黄緑色の3人が本編には出てこないけど実際には入会していたとされている人物です。
プルス・ウルトラとは、ラテン語で『もっと先へ』という意味があります。
これは、いわゆる社会が目指す「未来」よりも、「もっと先の未来」を実現させよう。国境、人種、性別の垣根を越えた桃源郷を作り上げよう。という意志の表れなのではないかと思います。
作中でも登場しますが、AIとの共存・調和もそこには含まれているのだと思います。
これこそが「Dの意志」から受け継がれたものなのではないでしょうか。
このプルス・ウルトラは、一切の活動を公開しておらず、存在は都市伝説の域を出ません。
しかし、作中ではこのプルス・ウルトラで未来都市EPCOTを築き上げる計画を建てたとされ、そう言った構想が実際にウォルト・ディズニーにが保管していたとなると可能性は高いのではないかと思います。
ちなみに
今回紹介させていただいた映画『トゥモローランド』は、今までのディズニー映画とは少し異質なもので、ファミリー向けの映画ではないのです。
この映画の真意を汲み取れる人に向けて創られたと言っても過言ではないほどに様々な都市伝説的要素や、未来への暗示のような物が多く点在します。
本編外のプロモーション活動にさえ多くの謎解きを散りばめられており、とても複雑な作品となっています。
海外サイトですが、興味があれば見てみてください!⇒STOP PLUS ULTRA
都市伝説や陰謀論好きの方は、そういった目線でこの作品を観てみると面白いくらいに発見や理解が生まれ楽しめると思います!興味のある方はプルス・ウルトラとトゥモローランドについて調べてみて下さい^^
他にも、Dの意思は世界を裏で牛耳っていると言われるロスチャイルド家との繋がりもあるんです。
興味があればこちらの記事も読んでみてください!
それでは、また次回!
もっと知りたいあなたへ
都市伝説好きの皆さん!
あの都市伝説テラーでおなじみのMr.都市伝説関暁夫さんも仰っていますが、都市伝説を紐解くには『”点”と”点”を”線”に変えていけ、自分の感度を高めて気づいていく』必要があります。
当ブログでも、都市伝説を”点”で提示し、その”点”と”点”を”線”にできるような内容で皆さんに提示しています。
それでもまだまだ都市伝説を知りたい、”線”を”面”にしていきたい!という方は、関さんの著書もおすすめです!
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是非読んでみてください!
それと、動画のクオリティが都市伝説系YouTuberの中ではずば抜けている『NaokimanShow』さんの本ですね!
都市伝説好きな方は皆さん知っているかと思いますが、やっぱり話が分かりやすいので誰にでも進めやすいですよね。
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