ファティマの聖母
ファティマの予言はかなり有名なので知っている人も多いと思います。
2010年にTBS系列で放送されていたドラマ、『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』の劇場版『天』の作中に使われており、それを見ている方はなんとなく知っているのではないでしょうか?
僕はこのドラマがものすごく好きで、このドラマがきっかけでファティマの事について知りました(笑)
見たことない方は本当におすすめです!(笑)
このドラマは、実際に実在する話も織り交ぜてできているので、当時小学生だった僕は、人間は本当に特殊能力を開花させることができるのではないかと思っていました(笑)
(何なら今でも思ってますけど。。)
すごい脱線してしまいましたね^^;
知らない人のためにも説明させていただきますね。
ファティマの予言とは、1917年の5月13日、ポルトガルのファティマという町にカベソの丘という丘があり、そこの柊の木の上から光と共に3人の子供たちの前に聖母が現れます。
子供たちの名前は、ルシア、フランシスコ、ジャシンタの3人で、当時それぞれ10歳、8歳、7歳でした。
最初の聖母の登場の際は、聖母は子供たちに、3人ともロザリオの祈りをたくさんすれば天国に行けると伝えました。
また、人間たちの神への侮辱を償うために苦しみに耐えれるかを問い、ルシア達は耐えられると答えました。
そして、これから6回毎月13日に同じ時間、同じ場所に来て欲しいと伝えました。
また、10月までには聖母の望みを教えると約束しました。
ファティマの三つの予言
6月13日の登場では、来月の13日にはもっと人を集めてほしいということと、ジャシンタとフランシスコはもうすぐ天国へ連れていくこととなり、ルシアはもっと長生きをし、聖母の「穢れなき御心」の進行を広めてほしいと伝えます。
なんと、この啓示の通り、フランシスコは10歳、ジャシンタは9歳という若さで病気により亡くなってしまうのです。
ルシアは97歳と3人の中でもかなりの長命で天命を全うされました。
話は戻って、7月13日の登場では、ルシア達に地獄は存在するのだと伝え、地獄のヴィジョンを見せます。
この地獄は、一度行きつけば二度と抜け出すことができないそうです。
そして、
【第一の予言】月の初めの土曜日に聖体拝領をすれば、戦争(第一次世界大戦)は終わりに近づき、たくさんの霊魂が救われると。
しかし、これを聞き入れなければ、
【第二の予言】次の教皇(ピウス11世)の在位期間中にもっとひどい戦争(第二次世界大戦)が起こり、大勢の善良な人が苦しみを受けることになると伝えました。
第一次世界大戦の終戦、第二次世界大戦の勃発をこの時聖母は予言していたのです!
また、それと同時にもう一つ【第三の予言】をルシア達に伝えていたのですが、これは1960年までは秘密にするように厳命したそうです。どうやら、1960年以降でないと、予言の内容を人々は理解できないためだそうです。
この第三の予言は教皇庁には伝わりましたが、その内容に1960年当時のヨハネ23世教皇は絶句し失神したと言われており、1960年になっても公開されることはありませんでした。
その後に就任した、パウロ6世教皇も予言の内容を確認したところ、その内容にショックを受け、数日間昏睡状態に陥った程です。
そのため、第三次世界大戦や核戦争の内容なのではという憶測が飛び回り、ついには、1981年5月2日、アイルランド航空の飛行機がハイジャックされ、カトリックを名乗る犯人はファティマ第三の予言の内容を公開するように要求するまででした。
予定である1960年から40年の月日が過ぎ、2000年になってから教皇庁はとうとう公開に踏み切り、公開された内容がこちらです。
【第三の予言の内容】
公文書:「ファティマ 第三の秘密 教皇庁発表によるファティマ『第三の秘密』に関する最終公文書」(教皇庁教理省)
すでに述べたあの二つの啓示のあと、わたしたちは、マリアの左側の少し高い所に、火の剣を左手に持った一人の天使を見ました。しかしその炎は、マリアが天使に向かって差し伸べておられた右手から発する輝かしい光に触れると消えるのでした。天使は、右手で地を指しながら大声で叫びました。「悔い改め、悔い改め、悔い改め」。それからわたしたちには、計り知れない光―それは神です―の中に、「何か鏡の前を人が通り過ぎるときにその鏡に映って見えるような感じで」白い衣をまとった一人の司教が見えました。「それは教皇だという感じでした」。そのほかに幾人もの司教と司祭、修道士と修道女が、険しい山を登っていました。その頂上には、樹皮のついたコルクの木のような粗末な丸太の大十字架が立っていました。教皇は、そこに到着なさる前に、半ば廃墟と化した大きな町を、苦痛と悲しみにあえぎながら震える足取りでお通りになり、通りすがりに出会う死者の魂の為に祈っておられました。それから教皇は山の頂上に到着し、大十字架のもとにひざまづいてひれ伏されたとき、一団の兵士達によって殺されました。彼らは教皇に向かって何発もの銃弾を発射し、矢を放ちました。同様に、他の司教、司祭、修道士、修道女、そして様々な階級と職種の平信徒の人々も次々にそこで死んでいきました。十字架の二つの腕の下にいた二位の天使は、おのおの手にした水晶の水入れに殉教者たちの血を集め、神に向かって歩んでくる霊魂にそれを注ぐのでした。 トゥイにて 1944年1月3日— 教皇庁教理省『ファティマ 第三の秘密』20-21頁
教皇庁はこれを1981年5月13日に起きた、教皇殺人未遂の事件の事だったとしています。
この事件は、当時のヨハネ・パウロ2世教皇がバチカンでトルコ人マフィアの男性に銃撃され、教皇には二発命中したのです。
幸い教皇は、奇跡的に内臓への被弾はなく、重傷で済みました。
教皇は、この奇跡は事件当日が5月13日というファティマの聖母が現れた記念日であったため、「聖母が弾を逸らしてくださいました。」と語っていました。
しかし、この予言では、別の二つの予言の規模と比べると小さく、教皇が失神するほどのような内容ではないという意見や、起きた事件と予言がまったく合わないといった意見が上がり、教皇庁は虚偽の内容を公表したのではないか、または予言の一部のしか公表していないのではないかと懐疑的な意見が後を絶たず、未だにその真実はわからないままなのです。
さて、またまた話は戻って。
この次の出現予定日であった8月13日ですが、ルシア達の3人は、行政機関の人間に当日から三日間監禁をうけ、聖母に会いに行けなかったんですよね。
その代わり、8月19日に予告なく聖母は現れました。
その際聖母は、『最後の月に私は、すべての人が信じるように一つの奇蹟を行います。もし、人々があなたたちを町へ無理やり連れていかれていなければ、もっと大きな奇蹟になるはずでした。』と伝えたそうです。
9月13日には、すでに民衆は3万人もの人々が集まっており、そこに、光の球体が降りてきて、聖母が現れるウバメガシの木に近づき、太陽の光が鈍ると、あたりが黄金色になったのを多くの人が目撃しました。
ルシアは、前回も病人の癒しを頼んでおり、聖母は年内に応じることを約束していましたが、今回はもっと多くの病人を癒すように求めました。
聖母はその要求に応じるとしましたが、一部の人々は癒しますが、他の人々は聖母の主が彼らを信用していないために癒さないという条件付きでした。
そして、改めて10月に壮大な奇蹟を行うことを告げました。
最後の月10月13日には、雨の中でも奇蹟を目撃しようと7万人の群衆が押し寄せました。
そこでは、降っていた雨は突然やみ、晴天となり太陽が輝いていました。
すると次には、太陽が様々な方向に光線を放ち、止まったと思えば、ダンスをするかのように空中でジグザグ動き、最後には、太陽が地面に向けて急降下し大回転を繰り返しました。
この奇蹟を目撃した多くの人はキリストを信じ回心したそうです。
この現象は、世界各国の天文台でも観測はできておらず、現代でも群衆が集団で幻覚を見ていたとしか説明がつけられないと言われています
さて、ここまでファティマの予言について話してきました。
当時の新聞の記者もその奇蹟を目撃し、記事にもなっているのです。
これが当時の記事です。
目撃者は7万人もいるので、これは本当に起きた奇蹟なのではないかと考えられますよね!
ここからは、聖母は何者だったのか、虚偽の内容と疑われている第三の予言について考察していきましょう!
聖母と第三の予言の正体とは
聖母は、最後の出現の日に、大奇蹟を起こす前に、自らの正体と望みをルシア達に伝えています。
ルシアが、「私たちに何をお望みですか?」と聖母に問いかけると、「この場所に聖堂を立てて欲しいのです。」と伝えました。
また、自分がロザリオの聖母であることを明かし、聖堂でロザリオの祈りを毎日してほしいことも伝え、そうすれば第一の予言でも言っていた第一次世界戦争は近いうちに終わることを再び伝えます。
ここでわかることは、「ロザリオ」は聖母マリアへ祈りを奉げるために使う数珠状の紐に十字架を下げた祈りの道具なのです。
ということは、ロザリオの聖母というのは、聖母マリアの事なのではないかというのは、想像に難くないですよね。
ファティマの聖母を聖母マリアだと解釈するのは結構メジャーっぽい?ですね。
しかし!
聖母の真の正体は宇宙人なのでは?と言う説が存在します!
その根拠となる部分は、聖母登場の最終日に行われた大奇蹟です。
その奇蹟の中で、太陽がダンスするかのようにジグザグ動くという表現が、いわゆるUFOのそれなのではないかと言われているのです!
そう仮定すると、すべての辻褄が合いますよね。
辻褄が合うというか、宇宙人を認めればもう何でもありですが(笑)
第三の予言も、宇宙関連の話だったのではないかとも考えられます。
実際、2000年に公開された予言の内容は、予言を知るルシア本人が「それはほんの一部で、バチカンは嘘をついている。」とも発言しています。
詳しい内容までは考察が難しいですが、宇宙人の存在を示唆するような内容だったのではないかと考えられます。
だとしたら、第一、第二の予言の内容と比べても矮小な物でもないですし、それまでの予言がズバリ当たっているからこそ、宇宙人というバカげた話も信憑性が増し、教皇も絶句し、公表を封印したのも頷けますよね。
ちなみに、UFOは第二次世界大戦中に戦地で何度も目撃されているらしく、このあたりから頻繁にUFOの目撃情報が挙げられています。
1947年の6月24日には、「空飛ぶ円盤(フライングソーサー)」と呼ばれるきっかけとなる「ケネス・アーノルド事件」という、アメリカ人のケネスが自家用機で飛行中にワシントン州上空で9機の謎の飛行物体と遭遇した事件がありました。
この目撃がアメリカで初のUFO発見の事例なので、6月24日はUFOの日になってるんですよね。
そして、世界的にも話題となったその二週間後には皆さんもご存知「ロズウェル事件」が起きてるんですよね。
この写真はエイプリルフールのネタだったみたいな話ですけど、実際はアメリカは真美を回収したんですかね?
その後、1950年代後半には、世界的に宇宙開発事業が本格化し始めた時期です。
つまり、予言の1960年までは人々には理解ができないというのは、60年までに宇宙関連のニュースが増えてくるからだったからと考えられますよね!
更に、2014年には2020年現在も教皇を務めるフランシスコ教皇はラジオで 「火星人が『洗礼を受けたい』と言えば、洗礼を施す」と述べており、「子供が想像で描くような、緑色の肌で鼻が長く、耳の大きな人でも受け入れる」とも発言しています。
これは、教義に反するが、様々な境遇で生まれた人、生命を受け入れ洗礼を施すという意味で発言したと思われますが、わざわざ火星人を用いて表現しているのには訳があるのかもしれませんね。
どうやら、バチカンには宇宙人の存在を認めている天文台長もいるそうなので、バチカンは宇宙人の存在を既に認知しているかもしれません。
ここからは、僕個人の見解ですが、第三の予言が宇宙関連の物だとして、なぜそれを素直に公開しなかったか。
これは、宇宙関連の情報をこの世界の上位層の人間だけで独占し、その恩恵得ているのではないかと考えています。
今までの記事でも、世界を裏で牛耳っている者達がいることを書きましたが、そういった者達が情報の独占をして、一部の人間だけが利益を得ているのではないでしょうか?
バチカンもそういった権力に圧をかけられたのではないかと考えられますね。
他に、第三の予言は第一、第二の予言に続いて第三次世界大戦についての予言なのではないかという説もありますが、第一、第二の予言は比較的に近い期間の予言だったのに対して、第三次世界大戦は未だ現在起きていません。
それに、聖母が1960年以降に公表するようにとのお告げからも、第三次世界大戦が1960年前後に起きてないと何のための制限だったのか説明が付かないのでこの線は無いのかなとは思いますね。
一応、有力な説としては、バチカンや教皇についての悪事などの事なのではないかというのがありますね。
宇宙人説より現実味がありますし、WW3説とは違い1960年以降も予言内容を隠匿し続けていることにも説明が付きます。
それに、教皇が失神するのもうなずけます。
なんなら、1981年に発表されたことですが、バチカンの教皇・司祭がロッジP2のマネーロンダリングに関与していたなんて事件もあります。
ロッジP2(Propaganda Due)は、イタリア政財界、バチカン関係者、CIA、ユダヤ系金融家、マフィアやその他VIPが在籍していたフリーメイソンのイタリア支部のロッジです。
このロッジはあらゆる不正行為を行っていた、陰謀の香りがプンプンの組織ですね(笑)
この話はまた記事にします!
真実はわかりませんが、バチカンが第三の予言に関して何か隠しているのは間違いなさそうですよね。
ただ、僕は宇宙人説が一番面白いので宇宙人説を推します(笑)
最近は宇宙関連の話が熱いですからね!
宇宙関連の記事もあるので是非見てみてください!
皆さんはどう思いますかね?
では、今回はこのへんで!
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